うくひすのこほれる涙

読書おぼえがき

こほれるなみだ

・・・・・・・

雪のうちに 

 

春は来にけり

 

鶯の

 

こほれる涙

 

今やとくらむ

・・・・・・・

 

 

 

 

「鶯の涙が凍る」とは、

 

ちょっと思いつかない表現だ。

 

 

 

でも、

 

『涙が凍ってしまっているのではないか?』

 

と、感じたことはあるような。

 

 

 

凍った涙をとかしたい...

 

 

そんな心地を、この歌を詠んだ人は抱いていたのだろうか?

 

 

 

 

ふるさとを想う時って、そんな感じじゃないだろうか。